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執筆者の写真リハビリスクエア【リハスク】

身体障害者手帳についての基礎知識


患者さんの中では、手帳を持っている人が多いと思いますが、中には申請していない人もいます。


理由は様々ですが、「障害者と認定されるようで嫌だ」という人などもいます。


また手帳の交付を受けていても、活用出来ていない人も多いです。


という事で、今回は身体障害者手帳について簡単にまとめていきます。

知っておくと損はないですね^ ^



〈身体障害者手帳とは〉 身体の機能に一定以上の障害があると認められた方に交付される手帳です。

〈身体障害の種類〉 ①視覚障害が永続するもの ②聴覚又は平衡機能の障害が永続するもの ③音声機能、言語機能又は咀嚼機能の障害があるもの ④肢体不自由 ⑤心臓、じん臓又は呼吸器の機能の障害 ⑥ぼうこう又は直腸の機能の障害 ⑦小腸の機能の障害、 ⑧ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害 ⑨肝臓の機能の障害


〈等級〉 1級~6級まであり、1級が最も障害の程度が重く、6級に近づくにつれて障害の程度が軽くなっていく(障害の種類によっては7級まである)。


〈更新について〉 交付されると、その後原則更新はないが、障害の状態が軽減されるなどの変化が予想される場合には、手帳の交付から一定期間を置いた後、再認定を実施することがある。


〈障害者手帳で利用できるサービス〉 障害者手帳があると、まず障害者総合支援法によるサービス利用ができます。 これに関しては、また別の機会に触れていきます。

それ以外に重要なのが、日々の暮らしの中における様々なサービスを利用することが出来る点です。


具体的には


●心身障害者医療助成制度 医療機関を受診した場合の自己負担金について助成する制度。 都道府県、市町村によって、対象となる障害の程度や、助成の内容が異なる


●税金控除 障害のある方は27万円の所得税障害者控除が受けられます(身体障害者手帳1級、2級は特別障害者となり、40万円の控除を受けることが出来ます)。

これは、大きいですよね。


●電車、バス交通料金助成


●タクシー運賃助成 タクシーは全国どこでも手帳を見せると1割割引適用です。 これは、知らない人が多く、自治体から配られるタクシー券を利用している人が多いですね。


●住宅改造費助成


●携帯、スマホ料金減免 au、ドコモ、ソフトバンク、大手3社は障害者に対して料金減免があります


●レジャー施設利用料減免


●NHK受信料減免



などなど、結構利用すると良い事があります。

患者さんに聞かれたら答えてあげられると良いですね^ ^

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