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執筆者の写真リハビリスクエア【リハスク】

Knee-inを変えるために必要なポイント


引き続き、knee-inについてです!


では早速!




【改善のための3つのポイント:その②立位での股関節内転】


とは言っても、大殿筋や深層外旋六筋が働くだけではダメです。


股関節が外旋方向ばかり動いていてはいけません。その逆方向の内旋でもだめ。


股関節の内転方向にしっかりと動かせるかどうかが大切です!


股関節を外旋位で外転方向に動かすのは、簡単です。

すでに収縮している大殿筋上部線維を活用して外転方向に持っていくこともできるし、TFLを活用して外転することも可能です。


肝となるのは、大殿筋下部線維や大内転筋を活用した股関節内転がしっかりとできるかどうかになります。


長内転筋でない理由は、単関節筋であるためです。knee-inは荷重位で生じますのでより大きな筋が機能する必要があります。そのためには2関節筋である大内転筋が動く必要があるのです。




【改善のための3つのポイント:その③股関節伸展角度、伸展筋力】


股関節伸展が出ないといくら改善しようとしてもトリックモーションで終わります。

ここで大切なのはその②で話した筋を働かせるためには股関節伸展が必須だと言うことです。

大殿筋も大内転筋も股関節伸展作用を持っています。

そして、これらの筋はその形態上の問題で伸展角度がでないと十分に収縮できないです。


大殿筋により股関節内旋も制動できるし、重心の前方移動も抑制できます。

大内転筋が機能することで膝関節が伸展位の状態で股関節内転ができます。


どちらもknee-in改善には欠かせないポイントだと言うことです。





【改善のための3つのポイントをさらに活かすためのワンポイント】


股関節の重要性は十分に理解できたと思います。

膝関節の動きは股関節に委ねられます。

股関節の運動制限があることで膝関節への負荷が高まることを再認識しましょう!


そしてさらに飛躍的に効果を発揮するためのポイントとして距骨下関節(以下、STjt)のアプローチをしましょう!


STjtは足部の中でも特に重要です。距骨は立位時に荷重が乗る部分です。

ここがしっかりと整っているとさらにバランスが安定してKnee-inの改善になります!


アプローチするのは踵骨です。

距骨は軟部組織が付着しない部位ですので徒手でアプローチしても効果は出ません。隣接する部位で変えていきます。



踵骨を持って、牽引したり左右に動かしていきましょう。

アプローチしたいのは背屈方向。

背屈制限があると足関節の動きが出てこないので注意です。

運動制限を探りながら制限方向に対してしっかりと動かしてあげます。するとSTjtの動きがガラリと変わってKnee-inが変わります。


【まとめ】

・股関節の外旋角度と筋力

・股関節の内転角度

・股関節の伸展角度

が必要だと言うことです!


この辺は評価をしっかりとして、介入していきましょうーーー。



それではーー!!!

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